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2009年5月28日

糸満ハーレーと海洋学者

b5-27-DSC_9160.jpg今日は旧暦5月4日。
あちこちの漁港では、航海安全、大漁祈願の行事「ハーリー」が行われましたが、私は、海人の町「糸満」へ行って参りました。

糸満では、伝統に習い「ハーレー」と呼びますが、やっぱりおもしろいのな「クンヌカセー」(転覆競漕)。レースとの中で船をいったん転覆させた後、元通りに起こし、水をかき出し、再び乗り込んで競漕するというもの。
エンジンの無いサバニで漁をしていた頃には、台風がやってくると、船をいったん転覆させ、船の縁に掴まり嵐が来るのを待ったそうです。(木造なので決して沈まない)嵐が過ぎ去ると、元通りにして、また漁を始める、、、、という昔の海人にとっては、この技術の高さは、漁獲量にも比例していたのかもしれませんね。
海人のプライドをかけた戦いだったのではないかと、、、、勝手に思っています。

想像以上にサバニはローリングするので、皆の乗り方やバランスが悪いと、また転覆してしまったり、、、今日、一艘そういうチームがありましたが、そんなところで、観客の笑いを取っていました。

b5-27-DSC_9080.jpg、、、で、なんと、あの海洋生物学者のキャサリン・ミュージックさんが、糸満ハーレー名物?の「あひる取り競争」に参加していました!!!
生きているアヒル50羽を漁港内に放し、それを泳いで(時には潜って)捕まえ、それが景品となる、おもしろい種目。もちろん、景品は、食べられてしまうらしいですが、、、、キャサリンさんは、お見事!アヒルを1羽とスイカを1個(スイカも景品で、50個浮いてました。笑)抱えて、ビショビショになりながら、スマイルを下さりました。

b5-27-DSC_9134.jpg宜野座や美瀬崎、その他の海で(たいていは海上で)「むか〜し、一人だけ女を(この船に)乗せたことがある」とちょっと自慢げに(?笑)話していた数名のオジィの言葉を思い出しました。「むか〜し」というのは、もう20年以上前ですが、その頃のまだ美しかった沖縄本島の海をあちこち潜っていらっしゃっていたという事、、、、本当にうらやましく、すごいことだと思います。
彼女は、数年前から、沖縄に移住していると噂で聞いておりましたが、やはり海辺でお会いできるとは、、、、。「海は繋ぐもの」、、、本当にそう感じて、嬉しくなりました。

「続ける」ってすごいことだなぁ〜、、、と最近しみじみ思います。
もちろん始めの一歩を踏み出す事は大事ですが、続けてこそ意味がある。
私も頑張ろう!そう深く思った1日でした。

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コメント(3)

今年は糸満に行きましたか。
私たちは佐良浜のハーリーに行き、カバシャヤーでお祝い膳頂きましたよ。「千佳子さん来れなかったんだねぇ」なんて話してました。

いつ頃再会できますかね?その日が楽しみだな。お仕事頑張ってくださいね!!!

伊良部島に住みたい、、、、
しみじみ思います。

佐良浜ハーリーは、いかがでしたか?
やはり知っている人がたくさんいる場所の行事が楽しいですね。

心の思うままの写真がとりたい、、、、

仕事と私事の写真のバランスをどうやってとったらいいのかな?

6月は、ケラマ、八重山を予定しているので、、、、7月になっちゃうかなぁ〜、、、

こんばんわ♪

アヒル、なんだか可哀想な気もしますけど、
、、、。

古谷さんは、海と海人がやっぱり、お好きなのですね。


沖縄の海が綺麗になるといいな。

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このページは、古谷千佳子が2009年5月28日 00:10に書いたブログ記事です。

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