2009年9月アーカイブ
2009年9月30日
2009年9月29日
水難事故
水深25センチ。突然、おふろ内ですべって、仰向けに1秒。
目をしっかり開けて潜ってしまった息子を直ぐに引っ張り上げると、何がなんだかわからなかったようで、多少咳き込みはするものの、目をウルウルさせて(お湯、しみたんだろうな)ヒック、ヒック・・・と。
私が騒ぐと怖がるので、ギュッと抱きしめ、おもちゃでごまかすと、お風呂マットの上で、遊び始めた。ふぅ〜、ほんとに、怖い。
3秒目を離していたら、どうなっていたことか。
海の仕事(ダイビングのお客さんを連れていく)をしている時、一番怖かったのが、ウツボでもサメでもなく「パニックを起こした人間」。
ダイビングが上手なベテランさんでも、何かの拍子にパニクルともう、水中では手に負えない。人間、平常心を失うと、何を起こすかわからない。
「空気」が無ければ、死んでしまう海中で「レギュレーター」(ボンベの中の圧縮された空気を水中で人間が吸えるように調整する装置)をいきなり外してしまう事だって、あり得るのだ。
2009年9月28日
恩納村の海
人工ビーチと違って,大小さまざまなサンゴ石等がゴロゴロ、中には尖った貝殻なんかも有ったりして、1年1ヶ月の子供の足の裏ではかなり痛いみたい。
昨日の「波の上ビーチ」とは大違いで、手を引いて、あんよ、あんよしていると、突然「うぇ〜ん!」と大声を出し,立ち止まってしまった。
足の裏をチェックしたが,何か刺さっている様子は無く,単純に刺激がキツいらしい。
ごめんね〜!!!
足裏使って、まだ数ヶ月だもんね〜!!!ほんとに、ごめんっ!!!
抱き上げて、海面に浮かばせて,スイスイ引っ張るとご機嫌の声を上げて喜んでいる。
毎日裸足で歩かせていたら、足裏が強くなるだろうな。
足には・・・特に足裏には、沢山のツボがあるので、健康のためには「裸足が一番!」と海人オジィが言ってたし。
でも、まだしばらくは、ふかふか人工ビーチが良さそうだな。
狭いエリアに人がたくさんいるのも,子供にとっては,にぎやかで楽しいみたいだし。
大人の基準で考えてはいけないようです。反省。
2009年9月27日
波の上ビーチ
どっかん、ばったん。隣の部屋で、何が有ったのかと思ったら、まぁ〜寝相の悪い子が、あっちこっちの壁に、ぶつかってる。
今日はいっぱい泳いだ(?私のが手を掴んで、ケノビでスイスイ)ので、夢の中でも泳いでるのかな?日中の気温31度、水温28度の那覇の海は、夕暮れ時に子連れの親子がわんさかやってきます。
足を踏ん張って,水の浸かるのを嫌がる赤ちゃんや,大泣きする子もいます。
ホホホホ〜うちの子は,水を怖がる事無く,波打ち際をハイハイ、そして、砂浜に足を取られながらも、よちよち歩き。私の手を引っ張っては「あっち(深い方)へ行こうよ〜!」と要求してきます。(親ばかです。笑)
1時間も水に浸かっていたのでは寒いのじゃないかと「帰ろうよ〜」と手招きすると「イヤイヤ」と背を向け、海に向かって行ってしまう。
海にいると表情がグン!と明るくなる。母は嬉しい。
しばらく環境が変わっていたこともあり,不安も多いのか、後追いが始まった息子。
2009年9月24日
フライト時。
壊す事を恐れる事なかれ。人生何度だって、スタートをきれる。
年を取ると、しがらみや抱えるものがあったりで、フットワークが重くなりはするけれど、「できない」とあきらめない限り、かならず出来る!!!
みんな自分のやってきた事からしか、モノを言えないから、親切心で「やめた方がいい」とか、言ってくれはするけれど、あきらめない限り、いつかそのチャンスはやってくる。
その日に向けて、コツコツ、自分の気持ちを高め、必要なもの、知識、シュミレーションを繰り返す。絶対!絶対!出来る!!!
引き潮満ち潮、タイミングを逃さず、勘を鈍らせず。潔く!
な〜んて、自己暗示かけたり、考えに集中しようとも、あっという間に、現実に引き戻されてしまう。
もう、起きている間中、動きを止めない、愛息子は、フライト最中も「あ〜、ウ〜」隣の人にちょっかい出したり、私を踏み台に座席に這い上がり、前後の人に愛想を振りまいたり「かまって攻撃」をしたりで、私は「すみません、すみません」の連続。
1歳を過ぎたら急に子供になっちゃって、あっというまに「赤ちゃん終了」。
そうなったら、もう止まる事をしらないこの子は、30秒目を離すと危険な事になってたり。
今のブームは「よじ登り」。
どんな小さい所にも足をうまくかけて、とんでもない所へ上ってしまう。
怖い〜!!!
2009年9月23日
都内暗室 -PLACE M-
暗室独特の匂いは、きちんと清掃されていても壁に残っていて、酢酸の匂い・・・身体には良くないのでしょうが、ちょっと好き。(笑)
今日は、某取材を、東京都内の暗室にて受けました。
私の暗室作業は、自己流でなのですが、ここでは、暗室の他、ギャラリー、ワークショップ「夜の学校」等も行っているそうで、おもしろそうですね。
自宅での暗室作業は、この先しばらくできそうも無いので(子供のやんちゃクレがますます盛んになり、毒薬保管はあまりにも危険。冷蔵庫内に散漫している現像液、停止液、定着液等を処分せねば。)明るい暗室(デジタル)を極めなくちゃならないかな?と思っていた矢先、こういう場所が有るのならば、レンタル暗室通いかな?(笑)な〜んて思ったりも。
現実、沖縄からじゃ、無理だわね。東京にいる時に是非、使わせていただこう〜!!!
●プレイスM東京
http://www.placem.com/darkroom.html
収録内容に関しては、もう全然だめで、やはり普段からきちんと考えをまとめておかないといけません、と反省。
帰りの電車の中で「ああいえば良かった〜」ってことばかり思い出され、頭の回転の鈍さを悔やみました。
2009年9月22日
好きで固める。
壊れても直して使える一生ものの革の靴、鞄が欲しいなぁ〜と思って、探しまわったのは二十歳過ぎだったかな。
女性ものは、そういうのが無い・・・って、あきらめてしまったけれど「(使う側、使われる側、どちらかが壊れるまで(壊れても直して)付き合う」そんな姿勢で、モノ(カメラ、服、靴、家具、すべての)人、自然と付き合いたいと思ってきた。
・・・のに、のに、気がつくと「使い捨て」だらけ。まさに「消費社会」のど真ん中。
いろんな(必要のない)モノに囲まれて、捨て続けないと埋もれてしまう恐怖から脱出したくて、沖縄に飛び立ち、貧乏からものを勝ち取る苦労を喜びと感じて生きてきたはずなのに、気がつくと、また同じ場所にいる。
そして、一生付き合うつもりのないものを購入しようとしてしまう。
なんか、なんか、違うんだよな〜。
「一生付き合う」なんて、言葉にすると堅苦しいけれど、そんなんじゃなくて、もっと自然に、本気で、モノをかう、大切にする、って暮らしがしたいだけなのに。
都会には「広告」という危険がいっぱいなのだ。(苦笑)
私が好きなのは「丈夫」なもの。
優しさが足りない、って所は、反省するとして、でもやっぱりタフなのが一番!
(とか言いながら、結構こだわりある形、色があるみたい。笑)
貧乏してもはなせないライカはまさに鏡です!本当に丈夫(そして、ドングリマナコ的な35mm旧ズミクロンレンズつけたM6シルエットが、かわいいんだ〜!これがっ!)
モノクロで撮った時の優しい描写がさらに好き!
そして、学生時代に選んだ「油絵」。こちらも、ナイフで切り刻もうと、拳で(キャンバスを)叩き付けようと、耐えてくれるその強靭なボディ(?皮膚?)が好き。
30年の付き合いのリーバイスだって、強い所が大好きなのだ。その形、藍色も 良いけれど。(昔に比べ、染色技術が落ちてきたような気もするけれど・・・)
1年240日はジーンズを履いているけれど(夏の4ヶ月は、短パンかな?)毎年1本の新調で事足りますから。(笑)
2009年9月19日
欲しいもの。
「考える脳みそ」を手に入れるよりも、「感じるからだと心」を取り戻したい。
1センチ違っただけで流れが逆だったりする「水の層」とか、様々な「気配」とか、マクロとミクロの「融合点」「魂」・・・
言葉にしちゃうとなんか「ヘン」な風に感じられちゃうかもしれないけれど・・・脳を使うと、気が感じにくくなってきちゃうように思えます。
空気と一緒に、口や鼻、全身の皮膚から入ってきて、心で受け止める大切なものが、脳で邪魔されちゃう感じ、言葉ではうまく伝えられない。
言葉=脳なんだな。
写真を言葉で補足しようとすると「脳」を使いすぎる。
もっと「全身で感じる」ことを大切にする表現に、戻りたい。
戻るのではなく・・・進む・・・手に入れるための環境を作るためには「脳」が必要。
そのための「脳」はもちろん大切。
でも、「吸収して、表現する。」心身は、脳を通した筋力的な身体、ではなく、吸収するセンサーとしての身体(細胞)と心でするもの。
似ているようで全然違う。
2009年9月13日
2009年9月12日
神話の風景へ
明日の講演会に行く途中、と思って大阪で、開催中の友人・写真家 赤坂友明さんの写真展へ行った。
(・・・ぜんぜん途中ではなかった。笑)
自宅をギャラリーに改装してしまった赤坂さんは、アラスカ、カナダを10年旅し続け「写真を撮るという行為は、神話を物語ることと同じなのかもしれない」と言う。
祈りや木について、また、写真集制作裏話など、元スイッチ編集長との対談で聞かしていただき、刺激も受けました。
元スイッチ編集長の新井さんは、昨年出版した私の写真集「たからのうみの、たからもの」の書評(朝日新聞)を書いて下さったお方。お会いできてラッキーです!
これから、新幹線移動にあたり、荷物になってしまうのに...アマゾンでも買えるのに...どうしても欲しくて、沢山買ってしまった「赤坂さんの写真集・The Myth」「コヨーテ」「「かぜがおうちをみつけるまで」(絵本)。
電車って、ゆっくり読めるから、すき。
明日の講演会の話し、考えないと、いけないのに...(笑)赤坂さんの写真展は、9月15日まで。電話06−6452−0479、大阪市福島区、フォトギャラリーSai。
私が公演する「伊勢志摩再生フォーラム」は、四日市港ポートビル にて、13時より。お問い合わせは、電話059-351-2544 。
2009年9月11日
2009年9月10日
サンゴ
サンゴすぐ、より、自我が芽生えて、人間らしくなってきた今日この頃の方が、なんだか忙しい。妊婦の時は、2人合体していたから、私の都合で動けた(から、水中撮影も出産1ヶ月前までできた)けれど、1歳になったら急にお兄ちゃんになって、ふさけてみたり、甘えてきたり、私の宝物は、本当に可愛いい。
子育ては楽しい!!!(でももっと料理勉強しないと駄目ですの。
食育がいかに大切か、わかっているのに・・・反省。時間、欲しい。)
でも、私の心のうちをわかっているようで、ウソは出来ないし、寂しい思いをさせてしまうと、目を見なくなっちゃったり。
今をきちんと過ごさないと、取り返しのつかないことになっちゃうなぁ、と思う事が多いです。「あとで」が通用しないのは、大自然・海と同じ。
子供との対話は、自然との対話を思い出させてくれます。
人(私)がいかに生きるか、問いかけてきます。
子供が寝てから、集中して原稿書き。
サンゴをテーマに書いていますが、これは、いろんな意味で、難しい。
はたしてこれで、良いのだろうか?これで通るのでしょうか?微妙です。
皆様の目に触れていただく機会が得られるか否か、頑張りどころです。
後一時間もしたら、子供が遊び始めてしまう〜。
子供は海人と同じく、早起きです。(苦笑)
2009年9月 9日
未来の伊勢湾
いよいよ近づいて参りました「伊勢志摩再生フォーラム〜イルカと暮らす海へ〜」。
ここで講師として呼ばれた私のミッションは「未来の伊勢志摩の姿を、日本のきれいな海を育んでいる沖縄の海」から感じさせる事。
沖縄に留まってしまうと、沖縄のサンゴが黒潮にのって様々な日本国内へ影響を与えている事を忘れてしまいがちです。潮は、様々なものを運ぶ。
サンゴの卵や季節遊来魚といった海のものを始め、人の文化や知恵、様々な生物・人間の記憶、もっともっと多くのものを運んでいるように感じる。
フォーラムは、3部構成で、第1部に私がお話をさせていただきますので、これ幸い。後の2部、3部とも落ち着いて傍聴することが出来ますから。(笑)
9月13日(日)四日市港ポートビル2階で、午後12時45分受付、13時開演です。
お近くにお住まいの方は、是非ご来場下さいね〜!!!
***ブログフォト リュウキュウキッカサンゴ今年の夏に撮影。エダサンゴももちろんすきなんだけれど、昔から、このキャベツのようなサンゴはとても気になる存在。カチコチなんだよ!まるでドライフラワーのように見えるけれど、角度を変えて色々見るのが、なんだか楽しいのだ。
これは西表島で撮ったんだけれど・・・こんなりっぱなリュウキュウキッカサンゴを見たのは、久しぶりだなぁ〜。20年前には、沖縄本島の本部でも見られたのに。
2009年9月 7日
2009年9月 4日
こちょこちょ、お手て。
夕暮れ時、半袖では少し肌寒く、二人くっつくと、あったかくて気持ちがいい季節。
おんぶ紐で、おんぶされて、自転車でびゅんびゅん走ると景色もビュンビュン変わって行く。るーのうれしいとき出てくる「ガッ、ガッ、ガッ」っていう声高らかに、空に向かって、人差し指さし。
ときどき、私のわきの辺りに掴まってくるその手が、なんだかくすぐったくて、気持ちがよい。くっつき虫が、楽しい季節。
沖縄に帰ったら、また、あつくるし〜に、なっちゃうのかな?
早く寝て、しっかり睡眠とって、インフルエンザに負けない抵抗力をつけなくちゃ!
まじで。
ブログフォト・ちょっと子供らしくなってきた、お手て。
もう、赤ちゃん、終わり〜?!?
ちょっと?(かなり?)うれし&さみしぃ。
2009年9月 3日
ファーストシューズ
東京の夏は短い。
日中でも空気が涼しくなってきて、秋だなぁ〜と感じる、昨日今日。
夜には庭の鈴虫が鳴いていて、寂しいくらい。
沖縄へ帰れば、まだまだ夏!なんだけれどね。
誕生日の頃、始めの1歩を踏み出し、歩き出す日は間近であろうと、仕事で出かけて行くたびに「歩き始めを私以外の人が最初に見るだなんて・・・(ちょっと悔しい〜!)」とそわそわ、気がきでなかったのだけれど、2〜3歩からの道のりは長く・・・。
「歩きたい!」と思わせる環境に連れて行かなくちゃ、とファーストシューズを履かせて、ベビーカーにチビをのせ、近所をうろうろ。しかしまぁ、コンクリートに固められた、圧塗りお化けのような道ばかりで、何処へ行ったら良いのやら。
コンクリートの下の土、微生物等の生き物達は、さぞかし、窮屈で息苦しいだろう、としみじみ感じてしまう。
窮屈といえば「くつ」。私は沖縄ではほとんど「くつ」を履かないので(さすがに裸足は、ビーチの仕事をしていた時だけだけど、今は普段はスポーツサンダル)、東京に来て、靴を履くのが、何より苦痛。
(でも、今日、サンダルでいたら、なんだか寒々しく、浮いていたような。(笑))
子供にもできるだけ裸足でいさせてあげたいのだが、都会で裸足でいられる場所はないのね。
2009年9月 1日
防災の日
地震や風水害のような自然災害、等、様々な災害を未然に防ぐための取り組みが全国各地で行われる日?が、今日「防災の日」。
我が家は、特に何をする訳でもありませんでしたが、子供が産まれてから、心の底から「平和な日常」を願うようになっています。
誰もが大人になれるような錯覚を起こしがちですが、病気や事故、いろんな難関を乗り越え、大人になることが出来るのであって、すべての人間が、成人するまで生きられる訳ではない。
ここまで、自分が生きて来られたことに感謝。
両親、そしてその祖父母、ご先祖様に感謝。
そうやって繋がってきた、人間の歴史をあらためて感じています。
そうそう、今日は、沖縄では旧盆.お迎えの日(ウークイ)です。
昨日、奈良で講演会が終わり、東京経由で、沖縄へ・・・という予定が、残念?ながら、まだ東京。
新型インフルエンザが、那覇(の子供を取り巻く環境で)で流行ってしまっているので、帰省を見合わせています。
私は、マスクも出来るし、手荒いうがいもしっかり出来るけれど、赤ん坊はそれができない。そこいら中を、べろべろなめまくってしまうので、人の集まる所へ連れ出すのは、かなり怖い。