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2009年9月22日

好きで固める。

b-z12-090630-_DSC4528.jpg壊れても直して使える一生ものの革の靴、鞄が欲しいなぁ〜と思って、探しまわったのは二十歳過ぎだったかな。

女性ものは、そういうのが無い・・・って、あきらめてしまったけれど「(使う側、使われる側、どちらかが壊れるまで(壊れても直して)付き合う」そんな姿勢で、モノ(カメラ、服、靴、家具、すべての)人、自然と付き合いたいと思ってきた。

・・・のに、のに、気がつくと「使い捨て」だらけ。まさに「消費社会」のど真ん中。
いろんな(必要のない)モノに囲まれて、捨て続けないと埋もれてしまう恐怖から脱出したくて、沖縄に飛び立ち、貧乏からものを勝ち取る苦労を喜びと感じて生きてきたはずなのに、気がつくと、また同じ場所にいる。

そして、一生付き合うつもりのないものを購入しようとしてしまう。

なんか、なんか、違うんだよな〜。

「一生付き合う」なんて、言葉にすると堅苦しいけれど、そんなんじゃなくて、もっと自然に、本気で、モノをかう、大切にする、って暮らしがしたいだけなのに。

都会には「広告」という危険がいっぱいなのだ。(苦笑)

私が好きなのは「丈夫」なもの。

優しさが足りない、って所は、反省するとして、でもやっぱりタフなのが一番!
(とか言いながら、結構こだわりある形、色があるみたい。笑)

貧乏してもはなせないライカはまさに鏡です!本当に丈夫(そして、ドングリマナコ的な35mm旧ズミクロンレンズつけたM6シルエットが、かわいいんだ〜!これがっ!)
モノクロで撮った時の優しい描写がさらに好き!

そして、学生時代に選んだ「油絵」。こちらも、ナイフで切り刻もうと、拳で(キャンバスを)叩き付けようと、耐えてくれるその強靭なボディ(?皮膚?)が好き。

30年の付き合いのリーバイスだって、強い所が大好きなのだ。その形、藍色も 良いけれど。(昔に比べ、染色技術が落ちてきたような気もするけれど・・・)
1年240日はジーンズを履いているけれど(夏の4ヶ月は、短パンかな?)毎年1本の新調で事足りますから。(笑)

古くなったら、暗室用に、格下げ(おっと違った、格上げ?)するけど、すてられません。

自分の好きなもので身を固めていると調子が良い。

Tシャツだって、好きな藍色がないのかと、思い続けて、何年?
素晴らしい染織家様との出会い。
これから「大好きな藍色でTシャツ染めて着ちゃおうプロジェクト」真剣進行企画中!!!(勝手に妄想大爆発です。)

だって、だって、私の超長期計画の一番先の夢は、自然のものを使った・・・内緒にしとこう。ガス抜いちゃうと、力、ぬけそう、マグマ抱いておきます。 (笑)

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このページは、古谷千佳子が2009年9月22日 01:56に書いたブログ記事です。

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