2006年11月アーカイブ

2006年11月28日

本格派・きりたんぽ

昨日「八百万シーサー展」が無事終了しました。紅葉まっただ中の京都・安楽寺には、本当に大勢の方々に来て下さいました。庭に展示されている『安楽寺の古瓦と漆喰からできた・シーサー』を見て「あら」「おほほ」と微笑ましい声が聞こえる聞こえる。その声も、御本堂様にお手を合わせる際には「あれぇ〜っ?!」といった感じに。まるでチベット密教か何かの立体彫刻ようにディープな姿に生まれ変わった『シーサー』(とは呼びがたいお姿)に穴があく位、ジックリ見られては、合掌して下さいました。自然崇拝・調和の精神の島、沖縄の新たなる世界を垣間みたような気がしました。明日からは、バリ島在住のハツミさんの個展が開かれます。沖縄から海外まで、、、、なんと心の広い和尚様。
今日は、彼女のお母様の手料理『秋田・本格派・きりたんぽ&比内鶏料理』をごちそうになりました。初めて食する「本場のきりたんぽ」に感動!!!人がいっぱいいて、おいしいお食事があって、、、、すばらしいご縁に本当に感謝です。

2006年11月27日

登り釜の中で・・・

どたばたの1週間でした。夜行バスで京都から宇都宮往復。バス内で過ごす一晩は思ったより快適でしたが、身動とれず、、、やっぱり布団の上が最高ですね。
狭いといえば、登り釜の中は想像以上に狭かった。1から4番釜まであったのだけれど、、、、塩焼き(塩釉)する窯の壁は「コバルト色」に輝き、一人で撮影していると、なんだか海の中にいるような気分でした。ブログフォトの窯は、3番釜。ここが一番広いなんて、、、、、体が小さい方なので、まぁ、なんとか撮影出来たけれど、ファインダー除く目との距離感が撮れず、、、、眼鏡が邪魔で仕様がない。超広角レンズが生き生きしてました!体も機材もこなこなで撮影終了。(機材、やばいですよ〜)沖縄の登り釜はもっと「狭い」と聞いたのですが、、、、この中での作業(窯入れ、窯出し等)は、本当に大変だよなぁ〜。足はしびれるし、腰にもくるし、、、、、。やってみないとわからないよなぁ、、、、。ちなみに『窯』内も、「海の仕事」と同じで、昔は『女は入れない世界』だったそうです。最近は、どの世界でも女性が頑張ってるからねぇ。信じられないスピードで価値観が変っているのでしょうね。きっと。

2006年11月18日

京都・紅葉し始めてます!

京都の朝夕はググ〜ッと寒くなってきました。そろそろ紅葉もいい感じになってきて、観光客も増えてきたようです。場所によって、紅葉盛りに時間差があります。安楽寺の紅葉も日に日に赤くなってきました。明日(あれ?もう今日だ!)から、安楽寺の『八百万シーサー展』が始まります。(「ギャラリ−花いろ」の展示はすでに始まっていますが)いつもながらぎりぎりまで、制作、展示が続いています。足の裏にホッカイロ貼っても、しもやけになりそう、、、、。「形のある宗教」と「自然崇拝」比較するところから、いろいろな発見ができます。しばらく海から離れちゃっているけれど、成長して海に帰りたいな(笑)!!!
今、石垣島で写真展開催中ですが(う〜ん、いつ行けるかなぁ)、来年は内地(本州)での展示も決まりました!!!知りたいこと、やりたいこと、盛りだくさんです!

2006年11月13日

青い塩さぁ〜(シーサー)・塩焼きシーサー

塩焼き?.jpgおもしろいですね〜!!!同じ『シーサー』でも素材(土や釉薬)・環境(場所・人)が違うと、こうも違ってくるなんて!!!先日『焼き物の里・益子』で窯出しされた『シーサー』達を見てきました!!!ちなみに、写真右が通常の『益子焼』に対して、左が『塩焼き』(塩釉)。
もともと日本には、塩釉という技法が無く、浜田庄司先生が60歳も過ぎて、しかも人間国宝になられた後にも関わらず、ドイツで見つけたその「塩釉」という技法を、日本・益子も果敢に挑戦し続けて、今では、益子の一番難しく、代表的な技法になったそうです。ドイツの塩釉という技法と、日本・益子の素材(土・釉薬)と琉球王国のシーサーという伝統を融合して「天才光男氏」がまったく新しい伝統が生み出しました。もちろん彼以外『他力』の力(炎の神様やご先祖様等)のお力添えがあってのことです。海や大自然の中でなくても、このような自然の力を感じられる時、私たちも自然の一部なんだな!なんて、嬉しい気持ちになれます。
ちなみに、明日から「京都での展示会・八百万(やおろず)シーサー展」が開催されます。200年の歴史を持つ古瓦と土佐漆喰で作られた「京都生まれの・琉球シーサー」達も、なかなか良いので、是非遊びにきてほしいです。光男氏とのコラボレーション「シーサー」の写真を『画真』で表現もしてます!!!

2006年11月 9日

『もったいない』その住職の一言から始まったプロジェクト

今年で開山800年を迎える京都・安楽寺。阿弥陀様をお守りしていた御本堂の屋根の葺き替え工事が平成13年より行われ、大量の古瓦がその役目を終えました。「この瓦を捨ててしまうのは忍びない、、、、、もったいない、、、、なんとか再利用出来ないものか」そういった住職の思いがご縁を生み出し、沖縄の漆喰シーサーアーティストとして活躍している宮城光男氏にその瓦を使って、沖縄の守護神的存在である『シーサー』『新しいアート作品』を生み出す機会を与えて下さいました。漆喰シーサーは、浜からとれるサンゴを焼いて藁と泥とを混ぜ合わせてできる『漆喰』と沖縄の山からとれる『赤瓦』を組み合わせて作ります。安楽寺は、かつてのお寺が担っていた『芸術・文化の発信や交流』を今の時代にそった形でお届けしてくれています。
雅の文化・京都と、自然崇拝が色濃く残る・琉球の代表とも言える『シーサー』が、沖縄生まれ&育ちの「宮城光男氏」によってどのような形で表現されるのか楽しみです!!!また、現在爆進中の「ACOプロジェクト」(アート&エコロジー)に、まさにぴったりのプロジェクトとも言えます。もちろん、ACOや『画新』(宮城氏の絵画の『画』と古谷の写真の『真』で『ガッシーン!』)も展示します!!!「八百万(やおろず)シーサー展」IN京都!開催は、安楽寺の開山日11/18,19,23,24,25,26。また、「哲学の道」通り沿いの「ギャラリー・花いろ」にて同時開催!こちらの期間は11/14〜26。詳しくは、安楽寺にてご確認ください!HP http://www7a.biglobe.ne.jp/〜anrakuji/  ・・・ブログフォト・上の『古瓦』がフォト下・シーサーに変身!!!絵付前の真っ白シーサー。
800体、産みの苦しみ?真っ最中!

2006年11月 6日

益子・登り釜で目玉焼き?!

11-5_IMG_7715.jpg益子の登り釜で、昨夜から朝までかけて徹夜の焼成作業(攻め焚き)の撮影をさせていただいてきました。海と同じで、火(の神様)の気分でスケジュールも随時修正。人間時間は通用しないのですね。はぁ〜タイミングがあって、よかったよかった!
窯の中を見ると、中にはこうこうと照り輝く焼き物が・・・炎はオレンジ色から白色、そして光り輝く蛍光のような白色色へ・・・美しい・・・。あまりの高温に、穴から覗く「目ん玉」が焼けてしまうようでした。目玉焼き一丁上がり〜っ、ってな感じで、寝不足で皆ハイ&ロー?テンション。夜通しで焼き、炎は、最上段の窯に本日、昼前に到達。ラストは『岩塩』を入れて『塩釉焼』です。来週の窯出し非常に楽しみです!!!益子の窯元「つかもと」の皆様、お疲れさまです&大変お世話になりました!!!
来週もよろしくお願いいたします〜!!!

2006年11月 2日

明日から、石垣島にて写真展開催です!!!

2006年7月から巡回している写真展もいよいよ第5会場となりました。
12/2まで開催される、WWF企画『海とともに生きる」古谷千佳子写真展は、撮影地である『石垣島・白保地区」にて。私が、白保さんご村の方におまかせで、設営等、立ち会えず非常に残念&恐縮ですが、、、、今まで巡回してきた写真の何倍もの写真が展示されているので、近くにいらっしゃった方は、是非『白保さんご村」にお立ち寄りくださいね!!!私も開催中に、きっと会場を訪れます!!!!たのしみ!!!





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