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2009年9月 3日

ファーストシューズ

b9-2-IMG_0643_2.jpg東京の夏は短い。
日中でも空気が涼しくなってきて、秋だなぁ〜と感じる、昨日今日。
夜には庭の鈴虫が鳴いていて、寂しいくらい。
沖縄へ帰れば、まだまだ夏!なんだけれどね。

誕生日の頃、始めの1歩を踏み出し、歩き出す日は間近であろうと、仕事で出かけて行くたびに「歩き始めを私以外の人が最初に見るだなんて・・・(ちょっと悔しい〜!)」とそわそわ、気がきでなかったのだけれど、2〜3歩からの道のりは長く・・・。
「歩きたい!」と思わせる環境に連れて行かなくちゃ、とファーストシューズを履かせて、ベビーカーにチビをのせ、近所をうろうろ。しかしまぁ、コンクリートに固められた、圧塗りお化けのような道ばかりで、何処へ行ったら良いのやら。
コンクリートの下の土、微生物等の生き物達は、さぞかし、窮屈で息苦しいだろう、としみじみ感じてしまう。

窮屈といえば「くつ」。私は沖縄ではほとんど「くつ」を履かないので(さすがに裸足は、ビーチの仕事をしていた時だけだけど、今は普段はスポーツサンダル)、東京に来て、靴を履くのが、何より苦痛。
(でも、今日、サンダルでいたら、なんだか寒々しく、浮いていたような。(笑))
子供にもできるだけ裸足でいさせてあげたいのだが、都会で裸足でいられる場所はないのね。

かわゆいファーストシューズは、行く宛も無く、さまよう事、小一時間。
小さな雑草だらけの公園にたどり着いた時には、ベビーカーの上で、すやすやと寝息を立ててしまっていた。

帰宅し、バーバに「(東京では)みんな何処で歩きの練習させてるの?」と聞くと、「その辺の(コンクリートの)道ばたでさせるに決まっているじゃない。」 と。
「転んだら、痛いよなぁ〜」「転ばないように、支えるのよ」そうかぁ、そうなんだぁ・・・。

コンクリート上では、平に足を着かないとならない。固くて足、膝、腰へのショックも大きい。だから、良い靴を履かせてあげたほうが、良いのだと。
土の上だと、ふかふかで、ショックも吸収してくれるし、端っこが盛り上がっていたり、でこぼこ道であったり、足首の使い方も多様だ。
転んで手をついたって、汚れるけれど、やわらかい。

土のある場所って、都会だと贅沢なのね。あぁ〜、海辺を裸足で歩かせてあげたい!

自然は無いが、東京では、カンカン言う「踏切」や間近を走る電車を見て、大喜びしている子供を見るのは、楽しい。
仕事の無い日の日課として「カンカンを見に、散歩へ行く」となっている。
線路沿いで、子供としゃがんでいると「男の子は電車が好きよね。うちの孫も大好きよ。」とか、温かい声を掛けてもらえる。本当にそうだ。男の子は、電車や乗り物が好き。
これは、親がそう思って、そう言うものを与えるから、すきにならざるを得ないのだ、と子供ができるまでは思っていた。
「男の子は青色」「女の子はピンク」みたいな。
でも、そうでもないらしい事がわかってきた。
限りなく、男に近い女の子、女に近い男、が居はするが(私がそうかも)、圧倒的に、男の子は、乗り物に興味を持つ。

これから、私は、電車や車に詳しくなるのかも、しれない。(笑)

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コメント(2)

僕の1番目の孫も、電車を見ると「だったん」って言って喜んでました。

電車は、線路の上を「だったん、だったん」って走るからだそうです。

あと、踏切は、やはり「かんかん」でした。

子供って、電車が好きですねー。

あと、ブルドーザーやバックホーは、

「だー」でした。

ファーストシューズは素敵なスニーカーですね!
私には(小さな桐下駄を見つけた時に)いつか生まれるであろう我が子のファーストシューズは下駄にしたい!という野望があります。コンクリートも土も砂も、自然も都会もいろんな体験をしながらますます大きく育つんですね、インフルエンザに負けない元気を培いましょう!

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このページは、古谷千佳子が2009年9月 3日 00:35に書いたブログ記事です。

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