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2014年9月24日

「花子とあん」の村岡花子先生。

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お盆時に実家に立ち寄った時に、子供の頃に読んでもらった
数冊の本を沖縄に持ち帰った。

中でも印象に残っている「いたずら子りす」。
毒キノコに苦しむリスの姿に恐怖を感じた事を鮮明に覚えている。
これは、麻薬中毒患者と同じ状態なんだな、と大人になった今思う。

原作はシートン。文章は、村岡花子。
赤毛のアンは有名ですが、
そういえば児童文学の翻訳も沢山されていたんですね。
亡くなられたのは、私が産まれた年。
意識はせずにいたけれど、とても影響を受けて育ったという事、
初めて知りました。

そしてそれらの物語は、今の子供も興味を持って入り込める世界。
関心所はちょっと(私と)異なるようだけれど、
毎晩とても楽しんで聞いてくれている。(夜の寝かしつけ前の読書)

NHKの朝ドラのヒロイン「村岡花子」先生。
女性が仕事を、それも好きな事を仕事にするのは、今よりずっと大変だったであろう時代に、翻訳の仕事を続けられた事は、本当にすごい事だと思う。

戦前、戦中、戦後と激動の時代に、
それを貫き通す事。
物事をなし得るには時間がかかるという事。
歴史を、誰かの人生となぞられてたどると、わかりやすく、勇気を与えてくれる。

まして、母となると、子供の成長にあわせて、
仕事の形も変えて行かねばならない。

やりたい事(撮影)は沢山ある。
そのときできる形で、時間をかけて続けるしかない。

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自分の中の真理は、たぶん一つ。
人生を通して、それを様々な形で、問題として現れては、
その時の答えを出し続ける事で、形が見えてくるんだろう。

それをいかに、シンプルに、表現できるようになるか、が
自分との勝負所なんだろうと思う。

*30年以上前の本。可愛い挿絵が好きだった。今見ても、かわいい♡

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このページは、古谷千佳子が2014年9月24日 14:08に書いたブログ記事です。

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