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2015年6月16日

命の授業。

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潜って(モリで突いて)タコを捕っていた時には、
水中で(脳みそやら内臓やらを取り出して)処理してしまうので、
さほど何とも思わなかった(思う余裕が無かった&日々の慣れ)けれど、
台所で処理するのは、結構怖い。

ルーが横に居て「うげ〜、くさい〜、きもい〜」と
大騒ぎしてくれているので、
「そんな事言わないの。食べ物は生き物なんです」とか言ったりして、
勇気づけられているが、(本音w)
し〜んとした一軒家で一人、タコの目玉にぎょろっとにらまれながら、
包丁を入れるのは、やっぱり怖いな。

そうそう、元来私は「水族館嫌い」というか、
海の生き物が苦手でした。
(魚の目が怖い、と。前世で何かあったのだろうと
思うほど大の苦手でした。w)
水中に潜り、同じ世界に浸る事で、それを克服したのだった。w

上から目線だと、やっぱり怖いよ〜。

潜り漁を手伝ったり、撮影したりする中で、次第に慣れ、
何とも思わなくなっていた(訓練の賜物w)事にも気がつく。

「慣れ」って、楽だけど、感度を鈍らせる傾向に有り、危険。

生き物や自然を怖いと思う気持ち、だけれども、
その生き物を食べなければ生きられない私。

そういう「当たり前」の事を感じることを忘れてはならない。

町暮らしで、その機会が減ってしまったり、
その機会を作る努力を怠っていたり、
日々の暮らしに精一杯だと、いろいろ難しい事は有るんだけれど、

だからこそ、
その時の思いを写真(時に言葉で)で綴り、残す。
いつでも、「ふと」思い出し、原点に立ち戻れるように。

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このページは、古谷千佳子が2015年6月16日 23:18に書いたブログ記事です。

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