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2007年2月28日

海の群星

2-28ブログ.jpg明日から、長期出張に出るので色々な準備で忙しいのですが、単純作業をしながら・・・と、今日入手したDVDを隣のパソコンで流していたら、すっかり手が止まってしまっていた。まずいまずい・・・。
(本当は、新幹線の中でじっくり見ようと思ってたのに・・・)そのDVDは『海の群星(むりぶしと読む)』1988年にNHKのテレビドラマ化された『糸満漁師の物語』です。少年ナガーと不思議な力を持つ少女カマの物語を核に、雇いん子制度の歴史について記述した作品です。
私の撮影のテーマである沖縄の『男は海へ、女は陸で祈り待つ』「領域と調和」の世界を見事に表現した素晴らしい作品でした。緒形拳さんの演じる「親方ぶり」が実に渋くてかっこうよいです。(若いっ!!!)
私が、沖縄本島、離島でお会いした海人の多くの『糸満売り』された後、独立して漁師をやっている70代80代の方々を思い出しました。
彼らは皆、心身ともに過酷な労働、食べ物の無い暮らしをしてこられたと聞きます。
『とにかく腹が減って仕方なかった』『腹一杯食べられたら死んでもいいと思った』そう言う話を良く聞きます。それでも、おじぃ達にも、青春時代はあったのですよね。

オジィには、昔娘だった最愛のオバァがいて、今は孫がいっぱいいる。海で死んでしまった仲間、戦争でなくした戦友も大勢いて、命の尊さを身体で知っている。このドラマを見てオジィに聞いてきたいろんな事、あらためて考えてしまいました。あ〜、じっくり見たいよぅ!!!それは、電車移動中に!ということで!!!
真剣&集中、仕事に戻ります!!!(ブログフォト・今のアギャー漁=グルクンの追い込み漁。「海のムルブシ」の時代は、舟にエンジンが無く、人力と帆で風を受けて舟を走らせていました。サバニ=舟も、木造船。携帯電話なんて無い時代には、テレパシー・超能力というべき、超越した能力が人間にもあったのだと思います。今の時代にも、残ってると思う。祖父が亡くなる時「呼ばれた」って感覚、覚えてる。みんな持っているもの、使わないと消えていくのか、どこか深くにしまわれてしまうのか、、、、、。とりもどしたいな。
暮らしが変らないと無理なのかな?現実逃避、おしまい。苦笑)

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コメント(1)

ブログはじめて拝見しました。最近「海の群星」を読み、いたく感動しました。NHKのドラマは、当時少しだけ見たのですが、残念ながらきちんとは見ていません。DVDはどちらで入手できるのか、教えていただくことは可能でしょうか?よろしくお願いいたします。

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このページは、古谷千佳子が2007年2月28日 13:37に書いたブログ記事です。

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