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2007年2月27日

「思いは通じる」イセエビじゃ〜ん!!!

0227_2-26ブログDSC_0267.jpgじゃ〜ん!!!これはオスのイセエビです!!!沖縄でもイセエビはとれるんですよ!!!3月から(6月まで)沖縄ではイセエビ禁漁時期に入るので、冷凍物しか、食べられなくなっちゃうなぁ。(冷凍もおいしいけど。)先日、岡山からお客様がいらっしゃったので那覇市内にある『苫屋』というお店に行ってきました。これで、沖縄「生」イセエビは、6月までしばらくお預けかな?いけすにいれてあるイセエビを取り出しては、きゅっと締めて、まずは、刺身のてんこもり。出てきた「焼き海苔」と「酢飯」で沖縄の新鮮刺身、エビやシャコガイ、、、、をお好みで手巻きにして食べます。も〜お腹いっぱい、、、という所で、大将が、蝦の頭&足をみそ汁に入れて出し&具にしてくれるので、それで腹固め。
ここは、メニューが無く「何名でお願いします」ってなオーダーの入れ方のみのようです。
ちなみに、ビールや泡盛も自分で冷蔵庫から出してきたり、清算&領収書も自分で作らされました。それでもまた行きたくなる『新鮮海の幸』を満喫してきました!!!
いけすには、イセエビの他に、亀も泳いでいましたが、お客様は「あの黒目がちな瞳を見たてしまったら(亀は)無理」と言ってました。そうだよな〜。つぶらな瞳で見られちゃったら、食べるのはきついですよね、、、、。昔、読谷に住んでいた時、友達を定置網漁に連れて行った事があるのですが、網を引き上げる際に、マンタに似ているエイが引き上げられる姿を見て「かわいそう」友人がおもわず吐き出してしまった言葉で、一瞬凍り付いた私の心を思い出しました。『自分だって、魚も肉も食べるくせに〜!!

自分は手を汚さず、食べるだけ!!!海人に失礼だ〜!!!プン!プン!』みたいな、感情を抱いてしまったのです。が、過去の私を含め『物の原型を知らずに育った人』には、やはり刺激が強いのです。いまだに、私だって、離島で、丸焼きにされる為に、オリから出される豚の悲鳴を聞いて、呼吸が苦しくなったりするもの。おばぁは、それを平気で、蹴っ飛ばしてた。(苦笑)豚お腹 の中から、子豚になりかけの、物体が出てきて、島の人皆で『もったい ない(もう少し待てば、子豚も食べられたのに)』という話を聞いて、私はくらくらきた。そのシーンが夢にまで出てきちゃうもんなぁ。
私たちは、人間以外の様々な命をいただいて生きている。それをきちんと受け止める事って結構きついんだけれど、とても大切な事だと思う。意識しなくても、それが暮らしに密着していた時代は、それで良かっただろうけれど、分業さされた、現代社会では、そういった環境が無いので自分で意識しない限り感じる事ができない、、、、、。私は、『漁師」『沖縄」との出会いによって、それを見聞きし、感じる事ができる環境をたまたまいただけた訳で、、、、私がこれまで、撮影して吸収させ てもらってきた、オジィ、オバァの知恵や、自然との共生関係をもっと 勉強して発信していきたい。
『食』について、もっともっと知りた い!!!と数年前から強く思うようになった。
去年は忙しくて考える時間&心の余裕が無かったけど、、、今年に入って「私が本当にやりたい事」を真剣に考えて、動き出したら、あら不思議!!!そんな仕事が、ぱらぱら入り始めてます!!!春からは、楽しく忙しくなりそう!!!『思いは通じる』この言葉って、大学生時代に友人に話したら、そのころは、何の実績も無く「それって、周りを振り回し ているんでしょ?(笑)!!!(おこちゃま、なんだからぁ〜!!!)」とわがままもの扱いされてから、あまり口にしないようにしよう と、思ってしまった。まぁ、確かに、私は、台風娘だった(過去進行 形????)ので、反論出来ないのですが、この年にして、ひさびさに 「やっぱりそうなんだ〜!!!!」って、思い直す本日。振り返ると、 しばらく、暗中模索状態で」悪い雪だるま」にのって、転がってたようだから、立ち止まり、考えまとめ、そろそろ「良い雪だるま方式」にのれる時期がきたのかな?。人生山あり谷あり。大きな山を目指すなら、大きな谷もある。深い谷の分、あがれる訳だから、まじで、これから楽しみだ!!!やるしか無いし、やっちゃうよ〜!!!!「無理矢理」でなくて、自然にそういった流れになってきた感じがしてます。

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コメント(7)

食べ物に好き嫌いは特に無い、番です。
以前小学校の修学旅行について行った時夜の反省会で、●●ちゃんは鶏肉食べられないんだよね〜、なんて話が、、。理由は田舎でおじいちゃんが、「孫が来たからごはんに」って鶏をしめた瞬間を見てショックを受けたからなんだそうです。
確かに現代社会はそういう事も分業制で目にする機会が無いから、初めて見たらショックかもなぁ、って思います。それだけに生き物の命をいただくっていう食育は大事ですね。
しかーし、正直自分もしめる瞬間を見たらショック受けちゃうかも、自信はありません。せめて、食事の時に「鶏さんありがとうございます」って思ってからいただいてます。んー、ゆるいな。

苫屋さん、味も「システム」も昔と変わっていない様でうれしいです。お値段もお客さんの素行(^^;)によって変わることがあるので、(混んでいなければ)大将と大いに語り、てきぱきと料理、空いた皿を運ぶなど、店にとっても「良い客」であることを心がけましょう。(^_^;)

それと、イセエビがオスというのは、大将から聴いたのですか?写真が小さいのでよくわからないけど、これはメスのイセエビにも見えるんだけど。

それと、イセエビがオスというのは、大将から聴いたのですか?写真が小さいのでよくわからないけど、これはメスのイセエビにも見えるんだけど。

苫屋か~!
いいな~

2,3年前に行ったな~・・・

通算、6回は遊田さんと行ったな~!

国際通りの路地裏のディープな二階の世界って感じでしょうか???

「これがついているからオスだ!」と大将が教えてくれましたよ。
ディープな世界の、入り口が狭くて2階に上がっていく時、ちょっとわくわくしますよね。
『様々な命をいただいて私たちは生きている」ってことを考える機会を与えるって、これからますます難しくなりますね。現場に出ないとわからない。その空気感の中ではokでも、それを都会に持ち込むとかなりきっついから、、、、。

その「これ」って何?

メスは第5脚(一番後ろの足)の先に、腹に卵をくっつけて、メンテするための突起があるよ。

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このページは、古谷千佳子が2007年2月27日 05:40に書いたブログ記事です。

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