「これまでの私」年末の考え事、一区切り。

私が、モリ突き漁師に憧れたのは、私自身の人生の憧れだから。
「魚」と「写真」、捕るものこそ違うが、狙って「トル」という行為は同じ。
その人生を通して、様々なものを吸収したいんだ。
がむしゃら人生、１、２、までやってきたが、身体機能を使う所でとまってしまったから、、、３を本気でやってなかったから、便秘状態になってきちゃったんだ。（笑）

今まさに、３を頑張らないと、次のものが入って来れない。

崖っぷちにたたされないと、なかなか次の世界に踏み出せない私に、そのきっかけを与えてくれた我が子に感謝。家族、親戚、そのルーツ、、、繋がりに、感謝。

そして、そのワンステップを与えてくれた、「たからのうみの、たからもの」。
出版という機会を与えて下さった、編集、出版、その他協力して下さった、多くの方々、、、
海人や彼らを支える、自然とともに生きている被写体であり、人生の先輩である皆様、
カメラマンとしての撮影技術、知識を与えて下さった人達、、、
写真家になりたいと思うに至る感情を刺激して下さったいろんなジャンルのみんな、、、

本当に、感謝、感謝です。吸収させていただいてきた様々なものを、新鮮素材と想像力と、チャンプルーし、新しいものを作って参りたいと思います。
宝物は、繋いでいかないと、腐ってしまう。
自分だけで所有しようと思った瞬間に、意味ないものになってしまうような、、、。
「水はとまった瞬間から、腐り始める。」とめてはいけないんだ。
風通しよく、循環させていく。親から子へ、人から人へ。

来年は、そんな人生のワンステップを踏み出し、進める為の「船」を造る、一年にしていきたいと思います。船が出来るまでは、浜やイノー、自力で泳げる範囲の海で、獲物を捕り、流通させる、という２段構えで、やっていきます。
どこかの海、海に浮かぶ島（＝地球のどこでも）でお会いできました日には、お声を掛けて下さいね。２００８年もあとわずか。良いお年をお過ごしくださいね。

写真家　古谷千佳子

ブログフォト・年内は（水）牛シリーズで、まとめようと思いましたが、飽きちゃったので、ヤギの親子。今の私は、こんな（笑）「はやく大きくなぁ〜れ」