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2011年10月 3日
愛が地球を救う
黒や紺のTシャツを好んで着る私が、ピンク色の服に袖を通すと、
「母さん、かわいい!」
と、息子。
もじもじしながら、抱きついてきてくれたり。
なんだかとても嬉しくなってしまう、単純な私。
「きれいなお母さんが好きなんだから、きちんとしないとダメだよ~、特に男の子は。」と。
う~ん、私としては、かわいいもの(色を含め)を身につけるのにはどうも苦手で嫌なんだけれど、ここは息子のためにと、頑張らればならないところなのか?(無理だな~)
最近(?母となる前)まで、ジェンダーを感じさせる要素を自分の中から排除することで、バランスを取ろうとしてきた私が、それを自然に受け入れられるようになったのは、息子の存在。
「息子」と「母」という人間関係の中で、「男(の子?)」を理解しようと本気で思い始められたようだ。(笑)
ここにきて、ようやく・・・「男」はこう、「女」こうあるべき、という決めつけられることへの抵抗が、「女」であるということへの嫌悪へ繋がっていたんじゃないか、とも気がついてきた。
「仮面ライダー、女が好きだって、いいじゃん!」
反論されても気にせずに、今なら胸をはって言えるけれど、子供の頃は「女のくせに~」と言われ続けるのが、嫌だったんだな。(今の仮面ライダーのデザインは、どうもね~・・・白ベースのテカテカペタペタした素材がなんとも、暑苦しい。)
息子が男で、よかった~。おしゃれの話をするより、車の話のほうが面白いし、座り込んでおしゃべりするより、走りまわるほうが楽しい!
子供を公園に連れていき、ベンチに座っている私に、「素敵な靴ですね」と、5~6歳のおねーちゃん(息子からすると)近づいてきた。
履きふるしたスニーカー云々ということは、きっとどうでもよく、巧みな話術でコミュニケーションをはかる、恐るべし幼稚園女子。す、すごい。目が点になって、大人の私は、返事もろくに出来ず、ごめん!(苦笑)
「女は、妻になり、他所の家に入り、母となり、子供という自分の見方を家族の中に作るのよ」と、とある田舎の女性の言葉を聞いたときにはほんとうに驚いたものだ。
しかし、仕事ばかりしてきた私が、はじめて、違う世界に立ち、自分の未熟さ(?仕事以外、ほとんど何もできない)を実感させられる日々。
自分にない、女性の凄さ、強さ、技、などなど目の当たりにし、自分のダメダメを素直に感じている。
長い歴史の中で、狩猟とそのためのグループで、狙った獲物を取るための技術を見に付けてきた「男」と、子育ての近所付き合いを中心に育んできた「女」という、遺伝的なものも大きいだろうが、やはり育ってきた環境や社会の価値観、そして長い間体験してきたことが、自分となっていくんじゃないか?
スタートは、持って生まれたモノ、20も過ぎたら、そこからは、自分の経験が自分になっていく。「20からの顔は自分作る」ということは、そういうことかな。
家を飛び出してからの人生が半分近くをしめてきた。「好きな世界」での生きる術を身につけることしか考えて来なかった。
多分、一人だったら、それを変える必要がなく、進んでいっただろうけれど、
それを「なんとかしないと」と、家族はやっていけないのかもしれない。
過去には「愛」という言葉に、かなりの抵抗があり、しらじらしさまで感じてしまっていた。
・・・が、今では、すべて「愛」から始まるんだろうな、と。
ようやくマイナスをプラスに変える、という複雑なエネルギーではなく、純粋なプラスエネルギーで動き出そう!
こどもたちに残すものは?
環境という答えばすぐに出てくる。
「子供」という存在の大きさを実感しているこの時に、この夏、撮影で駆け巡った「海女」の世界に、様々なヒントを見つけた。
「母」であるという、行動の制約と誇り。目の前の海で生きる、自然と共に生きる、ということ。
そんなことを考えながら、連載中の「潮だまり」原稿書きました。
次回は、10月13日木曜日、発行です!
(沖縄の新聞「沖縄タイムス」の副読本に掲載です)
いや、まぁ~、ほんとに、子どもは可愛い!
先週末の運動会では、一学年下のチビちゃんたちを見て、「キャ~、ヨチヨチ、かわいい」と1年という月日の成長を感じて、涙(:_;)。
大勢の中にいても、すぐに見つけられる息子よ。
みんなそれぞれの親がそんな気持ちで、我が子を見つめてるんだよな。
やっぱり、愛が地球を救うんだと思う。
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