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2011年10月27日
「海女サミット」いよいよ開幕！
この夏、撮影で駆け巡った「海女」の世界。
その目的は、全国の海女さん達が一斉に集まる「海女サミット」（10月29日～30日）にあわせてのパネル展示です。
（～2012年1月15日まで）
日本全国で操業する海女半数にあたる約1,000人の海女が活躍してている鳥羽・志摩。その中で最も多くの海女が操業している鳥羽市相差町を主会場に、韓国の済州島や日本全国の海女さんを一堂に会して、海女サミット2011が10月29日、30日に実施されます。
本サミットは、海女同士の交流を通して地域社会の持続や自然環境保護等の共通の課題について考える機会の創出と、地域資源である海女文化を観光振興等に結びつけるなど、地域・集落の活性化を図ることを目的としています。
・・・というのが、開催の目的。
県外在住の私が、撮影というお仕事を頂くに至ったのは、素潜りを続ける海人や海辺の暮らしを撮影してきた「海人写真家」であったから、です。（たぶん）
海人を撮影し続けて、漁村が元気を失いかけているのは、何故なんだろうか？と考えるたびに、後継者不足と資源の枯渇、という回答が出てきました。
それでは、その原因は、なんでだろう？どうしたら良いのだろうか？と考えると、その他の漁村を知りたいという気持ちでいっぱいになりました。
そんな時の、県外撮影。もう飛びつくように、引き受けました。
また、男女の領域の世界が色濃く残る「沖縄海人」の世界を撮影し続け、男と女の役割、ということを強く考えるようになっていた私には、その潜り手である「海女」と「海人」との違いは、なんだろうか？と、非常に興味深いものでした。それを知ることは、沖縄、三重、など「地域」という枠を超えた、もっと大きな繋がり、イキモノにとって「大切なモノ」を紐解く手がかりとなる、そう直感しました。
この夏2ヶ月の撮影を通し、自分の身体では、感じられていても、それを言葉に変換できる程、噛み砕いてはいません。まだ、その入口にしか立てていません。けれども「その入口に立てた」というご縁をいただけたことに感謝し、このご縁を、しっかり繋いでいきたいと思っています。
そのスタートの写真展示「海で働く海女さん 苦労を笑い飛ばす顔」
是非、ご覧下さい！
また、毎年恒例の古谷千佳子カレンダー。
今回は、このテンションで「海女さん」で製作しました。
女をとってもやっぱり古谷の写真だ！と言ってもらえる（はずの）ストレートな撮影＆表現（12ヶ月カレンダー）と、かなり実験的（3ヶ月カレンダー）な表現の2部校正で製作しました。
毎年、新暦の1月をスタートにしてきましたが、仕事や私事の始まり（区切り）は、新暦の4月だな、ということで、来年は、思い切って新暦4月始まりのカレンダーにしてみました！
・・・とはいえ、これまで継続して古谷千佳子カレンダーを購入して下さったお客様に、その3ヶ月の空白を埋めなければ申し訳ない、ということで、2012年1月～3月 カレンダーを作ることにし・・・
結局は、15ヶ月カレンダー、となってしまいました！（笑）
何かを変える！というのは、本当に力のいることで・・・
皆々様にもご迷惑をおかけしてしまい恐縮です。
でも、変えようと思った時、すごい勢いで、いろんなモノが入ってくるのがわかります。
自分の中にあるものにも、化学変化するように、次々新しい要素として生まれ変わり・・・
それを、みなさんの眼に見えるような形にするには、それなりの「技」が必要かもしれなくて、なかなか、やりきれませんが、新しく築きながら進んでいることは確かです。
心機一転！
がんばろうと思っています！
2部校正のカレンダー、両方共、そろそろ印刷が仕上がる予定ですが、私はそれを見る前に、海女サミットへ移動です！
この夏に撮影させてもらった海女さんたちとの再会もすっごく楽しみだし、新しい出会いも期待し・・・
またまた、いろんなもの、吸収してきますね～！
お近くに居らっしゃる方は、是非、会場へお越しくださいね～！
（参加に関しては、鳥羽市役所企画財政課企画調整係にて、ご確認下さい。）
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