« バレンタインデート | ホーム | さるルー »

2016年2月15日

写真集「志摩半島の海女」 予約販売開始します!

f-IMG_0253.jpg
志摩半島の海女さんを国際的に発信するための写真集。
オール3ヶ国語(日本語+英語+韓国語)での表記です。
数年間に渡り、海人写真家 古谷千佳子が撮影させていただきました。

* ********************

今のところ、日本国内では、三重県を除き(鳥羽市・海の博物館などで販売)、一般の書店での取り扱いはないとのことですが、
期間限定(2016年2月16日〜6月中旬予定)にて、
古谷千佳子のネットショップにて、ご予約・販売いたします。
(今週中にサイトに掲載予定)

なお、本サイト(http://www.chikakofuruya.com)で、
2016年3月25日までにご予約頂いた方には、
(○○さんへ、等)「リクエストに応じたサイン」を入れて、
お届けいしたいと思います!!! どうぞ宜しくお願いします!

************************

・・・それにしても・・・
ショック!

「え〜っ!!!ルカトくんのお母さんって、お仕事してるの〜?!」
と、子供のお友達に言われしまった。w

ルーと道場へ来て、空手して、
授業参観にもいつも来て・・・って、
仕事してないと思われてる?!。w

そんな時間があるのは、冬場だけ、なんですけど。
(空手も、本来肉体労働者=海人写真家、の
冬場の唯一のトレーニングでもあるのですが。w)
それに、その分、夜中に仕事してるし。
相当誤解されているみたい。w

「ルカトくんは色んな所へ行けて、いいなぁ〜。一緒に連れて行って!」とか言われたりもしますが、取材先では母は、時に放置状態。

(ルカトにとって)知らない土地で、知らない人の中に入り、自分で切り抜けなければならない状況を、彼は楽しんでくれているようですが、そうしなければ生きられない環境でもあるのです。www

皆さんが想像するような、親子旅行とは、かなり違うんですけどね。w

地元の皆さんののご協力をいただき、お友達になって遊んでもらい、
出会いも別れもたくさん経験してきました。

本格的に志摩半島での撮影が始まった頃、
まだ2〜3歳?のぷくぷくだったルー。
東京からジジババや、従兄弟家族も遊びに来てくれ、ルーを
励ましてもらった時もありました。

子供を連れての撮影は、、、、一緒に居られて楽しく安堵を与えてもらえる分、海での事故(自分が亡き人になった時の事)、様々な罪悪感や不安と責任、そして子供への心身のフォローと、
まじめに考えるとその何倍も厳しいです。
(だからといって、守りに入ったら仕事にならない)
だからこそ、余計に、
ルールーと私を応援してくれた方々への感謝の思いは
計り知れません。

本当にありがとうございました!!!

全国の海女の撮影は、まだまだ続きますが、
「志摩半島の海女」撮影はひとくくり。
(三重でもまだ撮りたいものたくさん残ってます!!!ってか、
まだまだ道半ばです。終わりじゃありません!)

写真集印刷前の、色校正(紙質やインクの状態なので、色ののりも変わってくるんです)等の大事な作業です。

まとめることで、課題も見えてきます。

写真撮影について、表現について、
単身だった頃と大違い、取材を進めるための段取りに根回に、
やること倍増しつつ・・・
さてさて、どうしたものか。

私の中で表裏一体の「誇り」と「不安」。
写真があるから楽しく生きられるのに、それで縛られることも多々。
息子抱えて、本当にこれで生きられるのか???
止まっての作業は不安に押しつぶされそうになることもあります。

でも、ルーには、楽しく精一杯やっている姿を見せるしか無いです。
いつか反抗して出て行ってしまおうと、
それを理解してくれる日が来るのか否かも、わかりませんが。

弱音は吐いちゃいけない、って、ずっと思っていましたが、
ガス抜きしないと厳しくて。w
(撮影や編集に影響させないためにも、
ちょっと愚痴らせていただき、瞬間一休み。)

・・・というか、死と隣り合わせの「海での仕事」をする海女さんたちの気持ちは、こんなだったのかな〜と、共感できることが
沢山ある海女取材でした。
そんな愚痴やらなんやらを吐き出す空間・コミュニティが
「海女小屋」なんだな、って。羨ましくも微笑ましくも、
大切に守るべきものだ、とも思います。


写真家、そしてトト母さん人生選んだ私。
孤独を楽しめるほどのタフは必須。
撮ったものをまとめてこそ。
と思うと、頭も心も体も、休んではいられません。

もう一頑張りです。
「志摩半島の海女」写真集、どうぞよろしくお願いします!!!

徒然なるままに。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://blog.chikakofuruya.com/mt-tb.cgi/2241

コメントする

月別 アーカイブ

OpenID対応しています OpenIDについて

このブログ記事について

このページは、古谷千佳子が2016年2月15日 22:34に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「バレンタインデート」です。

次のブログ記事は「さるルー」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。