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2016年6月17日

幽霊話

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昔、この岩山近くのお店に、子供のお菓子を買う女性が
度々現れたそうだ。

その女性が置いて行くお金が翌日には紙に変わるので、
不思議に思った店の主人が、ある日女性の後をつけて行くと、
墓の中に入っていったという。

墓の中を覗いてみると、
死んだ母親のそばで、赤ん坊がアメをしゃぶっていたという。

子供を思う母親の気持ちが現れた幽霊話。

この岩山には、7つの墓が並んであったことから、
七つ墓と呼ばれている。



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息子のペースで一緒に歩いていると、
そんな丁寧な説明がなされた看板など目に入ってくる。
毎日通っても、気がつかなかった。www

土地土地に残っているいろんなお話。
・・・我が家には、幽霊や怪奇現象など起きたことないけれど。w


ルーがまだ赤ん坊の時、
「夜中に私の息が止まってしまったら、
この子はどうなるんだろうか?」

「なんの連絡なしに保育園を、1週間休んだら、先生方
気がついてくれるだろうか、
(それとも、白骨化されるまで、気がついてもらえないのか?)」
その時では、この子は死んでしまう。


マンション暮らしだと、
不動産屋や管理人が、勝手に立ち入ることはできないから、

私に何かあって気がつかれることはない。
そうなった時には・・・・


・・・ってよく、不安になったものだ。

(小学生にもなれば、自分で鍵を開けて出ていけるし、
助けも呼びに行けるだろうから、だいぶ楽になった部分も
ありますが。その他の不安が、山積。www)



死んでも死に切れない(幽霊の)母の話、
他人事とは感じられない。

時を超えても、母の思いって、きっと変わらない・・・

「不滅のもの」を確認したいのだと、
「原点を探して」
私はカメラを持ち始めた。

今もその思いは変わらない。

子育てという体験を通して、
日々、それが意識化されていっている。



子育て中の海女さんとも、いろんな、お話がしたいな。
昨年まで、お母さんでなく、おばあさんが多かったので。www

もちろん、ママ予備軍も、卒業ママも、独身海女も、
ですが。

私の場合は「女」と括られるのが嫌だったのですが、
「母」は面白いと思うのです。www

命を生み出し育む、ということ。
それを支える環境と。
もっとじっくり向き合いたいです。

全国の海女撮影プロジェクト、
どうぞよろしくお願いします!!!




************

昨日梅雨明けした沖縄。

f-DSC_8993.jpg
幼虫だったカブトムシも孵化し、数日前から、
夜間にビ〜んびんと、やかましく飛び回っている。

昼間は、土に潜ってその姿を見れないのね。www

あと3匹、早く出ておいで!

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このページは、古谷千佳子が2016年6月17日 15:45に書いたブログ記事です。

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