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2016年9月26日

約0.3秒のしくじり

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本日(25日)、沖縄県立武道館にて開催された、
沖縄県古武道選手権大会に、サイの部で出場。

弱点の左手の返しがうまくいかず、0.3秒程、ちょっと動きが遅くなった。
前回の那覇市古武道大会では、緊張感に襲われることなく、稽古の時以上の力を出すことができ2位を収めましたが、
その後の稽古で培った力を、今日の大会で、数字で知りたかった・・・
多少の緊張感もあり・・・0.3秒のしくじりの他、
得意の突きも、
ストライクゾーンに入っているものの、微妙に、
ど真ん中でない感じ・・・。
審判の人(見学の人)には伝わってしまっていたのか???

サイ(壮年の部)で今回も、2位でしたが、
ノーミスならず、私が本当に知りたかった結果は、わからず。

大会は、一人ひとりそれぞれが、第1〜5人の審判の前で演武をし、審判があげる総合得点(最高点と最下点はカット)で競い合うのですが、
私の1位の方との点数差は、0.25。(3位の方とは、0.3差。1位の方、ダントツです・・・)
一体このうちの、何点が、そのミスで囚われ、
完璧にできたとして、実際には、どのくらいの差があったのか・・・

私の場合、まだ「技」がないので、
重い機材を持ち続けた右腕の力で、突き、受けのスピードと、
時間的な「間」の取り方、など、超正統派な力で挑んでいるだけ。
きっと、ミスがあるとマイナス点を補うことができないのだ。

一方、1位の方は、その他の古武道も長けており、
棒術、トンファ、などすべて素晴らしい成績を収めていらっしゃり、
「キエ〜ッ!!!」的な、見せ場も盛りだくさん。

「踊り(沖縄の)」をやっていると聞いたことがあるが、
魅せ方が非常にうまく、レベルの違いを痛感している。

あくまでも、数字は目安でしかないのだが・・・

私の場合、最終目的は、沖縄の伝統(方)を知り、取材するところにあるので、
点数は目安だが、その意味(何が足りないのか)を知るところが非常に重要なのである。

負けて悔しい、というより、
本当に知りたかった。
それに、私のレベルは、競うところにはなく、自身の問題であり・・・(心のコントロールと、技の未熟さ)

普段、子供達と稽古をしている私にとって、
このような大会で、大人の型を見れる事は、
大変勉強になり、すごく刺激を受ける。

サイしか、まだやれていないが、
やはり、棒術も、トンファもやりたい。

古武道は、「空」の「手」に道具を持つことにより、
若い人のしなやかな筋力だけでは補いきれない、
様々な「技」を見ることができる。

今日は、機材を持たないと決めたので、
ルーが簡易カメラにて、記録係。
私はしっかりこの目に焼き付けることができ、
周辺の方々(応援隊含む)の会話にも耳を傾けることができた。

「年寄りの方が(若い子より)うまいよね」など。


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うまい、とは何か?
魅せる、とは何か?

「技」とは何か。
追求し続けたいテーマである。

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このページは、古谷千佳子が2016年9月26日 02:10に書いたブログ記事です。

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