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2007年2月21日

中学生

自分が中学生の時って、何、考えてただろう???4ヶ月に渡る『経済産業省委託業務・首里中キャリア教育』に携わり、いろんな事を考えるきっかけをいただきました。
早い段階から、多くの体験を通して『働くこと』の楽しさや充実感を感じ、子供自ら『職業観』を育めるカリキュラムの研究とその成果実証を目的とする『地域自立・民間型キャリア教育プロジェクト』の成果報告会が昨日行われ、担当したクラスの女子が、私を見つけては「こんにちは〜!!!」って元気に挨拶してくれる。清々しくて気持ちがいいなぁ〜!!!中学生の時、大人って、すごく遠い存在だったような気がする。大人と子供の境界線ってのがしっかりあったよなぁ。「子供は子供らしく」そのような教育のもと、部活と勉強、遊び以外考えられなかったと思う。もちろんアルバイトは禁止だったので、『職業観』が全くなかった。大学時代卒業するまで、社会というものがどんなものか、世間知らずの私は、全く考えられなかった。やりたい事は『身体で吸収して、表現し続ける』そんな漠然とした『夢』だから、「漁師の手伝い」なんて無謀なこと、できたのだろうけれど(笑)!!!漁師の手伝いしながら、代用教員等で絵を教えたり、自分が絵を描いたり。「とりあえず教員の資格を取って、海の勉強・資格をとっておけば、なんとかなるだろう!!!」と甘い考えでしたが、その場のできる限りの事をして、沖縄に飛んできちゃった(笑)!!!

そして、色々な人との出会いの中、今私は、写真家・カメラマンとして生きている。すごくうれしい事だ。昨日、中学生による「成果発表会」の後、協力会社として選ばれた、(株)エアー沖縄、FM琉球(株)、沖縄ワタベウェディング(株)、MITSUOシーサー美術館、その他3社の沖縄の地域企業の社長と、担任の先生達の、反省会で聞いたお話。「勉強が嫌いで、学校にもあまり出てこない生徒が、このキャリア教育が始まって、積極的に来るようになった!!!」『先生、仕事ちょうだい!!!、と(生徒)に言われ、私(先生)が仕事を回しきれないくらいだった』。私は、その時のシーンを想像すると、すぐウルウルしてしまう。あぶないあぶない・・・。私たちが担当した生徒にも『美術が嫌いだったけど、シーサー作りが楽しくて、少し美術が好きになった』そんな子供がいた。ほんのちょっとしたきっかけだと思う。
いろんな体験を通して、感じて、行動して、自分の人生が出来上がると思う。その時その時の精一杯の積み重ねで、いいのだとあらためて思った。すばらしい機会に感謝。

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このページは、古谷千佳子が2007年2月21日 13:15に書いたブログ記事です。

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