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2009年1月 9日

クローン牛肉

1−8ブログDSC_4090.jpg人間だろうと、その他の生き物だろうと、クローンを許可する事は、やはり命の尊厳と倫理の崩壊の始まりだと思う。
クローン技術で、絶滅危惧種を救えるから、、、、なんてのは、研究者達の「やりたい」欲望を正当化するための言葉にしか聞こえない。
なんでそんな無責任な事が言えてしまうのか。

「絶滅させてしまう環境」について、もっと考えるべきであって、クローン技術で、絶滅危惧種を救おうなんてのは、局所治療でしかないのでは?
ま、そこだけ直しても、別な場所が次々壊れていくだけなのに、、、。
「いい方向に使えればいいんじゃない?」というのは、ありえないよね。

パンドラの箱を開けてしまった人類は、どこへ向かってしまうのか。
「食べる」という命をつなぐ行為すら脅かされてしまう、この世界で、子供達を守る術は、あるのだろうか。

自然を、命を粗末にしてしまう、この行為は、人間にどんなしっぺ返しを食らわせるのだろうか。本当に恐ろしい。この苛立は、どうしたらいいのだろうか。

(ブログフォトは、健全な、石垣島の水牛です。)










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コメント(8)

クローンは、一歩間違うと、危険な政治につながるでしょう。

ナチスドイツのゲルマン民族優越思想とホロコースト、セルビアの民族浄化。

強病原性ウイルス兵器の開発などなど。

安全性をごまかしてまで、クローン技術を開発する目的には、クローン市場による経済利益追求優先の考え方もあるかもしれません。

政治経済界の暗黒サイドが見え隠れしているようで、とっても危険な感じがします。

万能細胞の研究も、医学上の難病克服にのみ役立てばいいのですが、別な思惑が発生すれば……、心配ですよね。

クローン技術のパテントで経済界の利益を寡占化しようとたくらむ企業がいるかもしれませんね。

パソコンOSのマイクロソフト社のように、人間や動物の生命のコントロールを寡占化したら、世界を支配する恐怖政治が生まれてもおかしくありませんね。

心配です。

マジレスします、すんごい長いです。番です。
クローン食品、いただくかいただかないかと問われたらいただかない派として考えます。

クローン等の技術は、人間が万物の仕組みを知りたいという所から派生したものではないかと私は考えています。遺伝子の事、生命の仕組みの事が解ってきて、それをどう利用しようかといった方向へすすんでいったのではないかと。研究者の「やりたい」もあるでしょうが、この技術を使って「何ができる」という方向性です。

クローンや遺伝子組み換えに関しては賛否両論あろうかと思います。物事にはみな良い面悪い面両方が存在すると思います。食品としての安全性の不安はもちろんありますが、一方でクローン技術は再生医療への利用ができます。病気や事故、怪我で失ってしまった体の一部を、従来の他人からの移植ではなく本人の細胞を使って再生し移植するのです。
当然人間のへのクローン技術の応用は世界各国で論議されていますし、又動物のような複雑な多細胞生物のクローンは、細胞分裂の寿命を決めるテロメアの長さが短いなどの問題もあり、まだ途上の技術なのは間違いないでしょう。
ただ植物では結構応用されていて、園芸の接ぎ木という技術は実はクローン技術なんだそうです。また、農作物の品種改良はいろいろな種の掛け合わせという点で考えると、広い意味で遺伝子組み換えです。
技術の用途と完成されていないという問題もあるので、早急に全てイイ、全てダメと白黒つけられない問題だと思います。イイ、ダメが確定していないので私はクローン食品いただかない派なのです。

「絶滅させてしまう環境」も、人間の文明と生活圏の拡大に大きな問題があるのではないかと私は思っています。文明の発達と変化による生活圏の拡大。人口の増加に伴う食料需要の増加。耕作地の拡大は、貧困と教育の不足とも関係があると思います。(ここまでいっちゃうと細かいところはこの欄では到底書き切れませんが。一度じっくりお話をしてみたいですね)では人間を減らせっていっても、文明を手放せっていっても、さてどうしたものか . . 。自分も同じ生物として他の生き物に絶滅して欲しくはありません。しかし、生物の絶滅を防ぐ為に社会全体で生活や文明、人口を昭和初期、いや大正、いや明治、いやいや江戸時代って戻すのは一朝一夕にはできないでしょう。絶滅危惧種へのクローン技術の応用も一朝一夕では解決できない問題への、科学者が「今」できる事なのではないだろうかと思います。種の絶滅の問題は地球の社会全体の問題です。

知識、技術の発達とそれを利用してゆく事は慎重に考えないといけないなぁと思います。

やまがっこうさん、番さん

いつもコメントありがとうございます。
とても勉強になります。
もう、考え始めたら、難しくなってしまい、何が正しいのかわからなくなってしまいます。
どういう時は、原点、、、、直感に戻り、、、どんな事があろうと、動物や人間の生命を作り出すような事をしては、いけないと思います。
これしか、言えません。

命に心が宿ってしまうから、、、その体に、もし、自分の心が入ってしまったら、、、、と、考えると、どんなに辛く、悲しく、恐ろしい事か、、、

         ちーか

いや寒い、番です。
クローンの事、コメントにといろいろ調べて考えると非常に複雑で難しい問題だなぁと思いました。
生命の誕生であったり人の死に、人間が関わる事は倫理的な問題も入ってくるし、立場や広くは民族的思想にも影響を受けるので、まだこれが正解というのは結論はでませんよね。
生命をコピーするのは良くないと言う人がいる一方で、クローン技術が不妊治療に応用できると研究している人がいる。脳死移植も西洋人は遺体はすでに物という観念があるけれども、日本では魂といったものまで思いを巡らすのでなかなか法整備が進まなかった。実に複雑です。

ただ、このコメントを書き込みながら思いました。人間はクローンや移植等の技術を使って既にある生命に手を加えることはできても、生命を発生させることはできません。人間は今まで存在しなかった新しい種の生命体を創造する事はできません。古代にアミノ酸の結合から出来たタンパク質の塊だけだった生命が、今これだけ複雑で多様性に富むまでに至った自然界の凄さと偉大さだけは忘れたくないものです。

あ、それともうひとつ、番です。
クローンは遺伝子を複製することは出来ても、その人の思想や信条はコピーする事はできません。
思想信条はその人が成長して行く過程で出会ういろいろな経験に影響されてきますので、たとえヒトラーをクローンしても必ず独裁者のヒトラーになるとは限りません。陸上選手をクローンしても、生育環境が陸上競技と関係無ければ陸上選手になろうとは思わないでしょう。
例えば40歳の人をクローンした場合、培養を始めたクローン細胞がクローンした時点と同じ40歳の姿になるまでに40年掛かります。その間に社会は変化します。その影響をクローン人は受けるのです。
クローンで複製されるのは先天的な遺伝子であって、脳細胞の回路は後天的なものなので複製はされません。氏より育ちってやつですかね。

ちーかさん、こんばんは。
“「絶滅させてしまう環境」について、もっと考えるべき”
この言葉に尽きると思います。

クローン技術は、畜産の世界の場合、おそらく「品種の固定」に重要な技術になるんだと思います。時間をずらして「双子」を作るようなものです。遺伝子が同じでも、まったく同じ生き物にはなりません。食べて問題になることはありません。(それより世界中で牛を食べ過ぎることの方が問題でしょう)
この技術をどの分野に応用するのかが、問題になってきますね。
マンモスの復活、とか研究者はやってみたいかもしれないが自己満足の世界、だれのためにもなりません。

何を考えるべきか
 暗黒の死の宇宙に小さく地球が浮かんでいる。そこに太陽光が照り緑が育っている。緑は酸素を生み、果実を結んで、生き物達を生かしている。
 現在、森林、サンゴ礁、氷河、地下水位、氷床、漁獲量、一人当たりの耕地面積、化石燃料、酸素などが減少し、人口、砂漠、海水面、海洋にまで広がった分解困難なプラスチック粉、二酸化炭素などが増加している。
 遠い未来に他の惑星に住もうと、そこでも持続可能なライフスタイルが必要だ。

何を考えるべきか
 暗黒の死の宇宙に小さく地球が浮かんでいる。そこに太陽光が照り緑が育っている。緑は酸素を生み、果実を結んで、生き物達を生かしている。
 現在、森林、サンゴ礁、氷河、地下水位、氷床、漁獲量、一人当たりの耕地面積、化石燃料、酸素などが減少し、人口、砂漠、海水面、海洋にまで広がった分解困難なプラスチック粉、二酸化炭素などが増加している。
 遠い未来に他の惑星に住もうと、そこでも持続可能なライフスタイルが必要だ。

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このページは、古谷千佳子が2009年1月 9日 02:42に書いたブログ記事です。

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