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2011年7月21日

なが~い夏休み!

B-DSC_0634.jpg私の都合(撮影)で、息子はなが~い夏休み。
最初のうちは「今日は、学校?(保育園へ行くの~?)」
と聞いてきたルールーも、すっかりこの生活に慣れ、これが当たり前になっている。

保育園のように時間的な拘束もないし、皆と合わせた行動をしなくてよい。
好きな玩具を、いきなり横取りされることもない。
嫌なことは嫌だと、大声で怒鳴れる。(嫌だと言って、それが通るわけではないが)

保育園と、幼稚園上がりの子は、小学校に入るときに大きく違うと言われるけれど、どちらが良いのかなんて、わからない。

情熱大陸というドキュメンタリー番組に出た後、小学校の先生数名に
「幼稚園でしたか?(保育園でしたか?)」と聞かれたことがある。

なにか情熱を持ってやってきたこ人をドキュメンタリーする番組だから、その人がどうやって大人になったか、番組では取り上げない部分が非常に興味深いのだと。

数多くの子供たちを見てきた(教育してきた)先生でも、
自分に子どもが生まれると、これまで以上に、人の成長するための環境を考えるのだと。
特に、その子の性格形成上貴重な時間=小学校前、と考えるようだ。

「教員という職業を続けながら、自分の子どもを育てるには、保育園に入れなければならない。でも、本当に、それで良いのか?」
経済的なことだけで仕事をしている場合は、選択の余地が無いが、そうでない場合、女(育児をする人)は、どうしても、突き当たる壁だ。

私の場合は、経済的にも人生的にも写真家として前進するしか無いので、選択の余地無しだが(苦笑)、同じ環境で、どう感じ、どう行動していくかは、その子しだいだ。
親の精一杯の姿を見て感じてもらうしかない。

・・・とはいえ、私も親となり、魅力ある人に出会うたびに「どうやって(どんな環境で育って)こういう人になれたのだろうか?」とても気になるようになった。

海女撮影で、色々お世話になっている方に「どんな人と出会ってきたかが、大きいんじゃない?」そういわれて、嬉しくなった。

そうだ、私も「海」でなく「海で生きる人」との出会いがあって、今がある。
出会いは、長さだけでなく、重さ。影響力。

そこでもらった力(影響力)は、いつもの環境でフツフツ温められ、何かのきかっけで、起爆する。

こうやって、いつまでも、連れ歩ける訳でないが、それで良いのだ、と。

いつもの環境に戻る時、また、息子の登園拒否が始まるかもしれないが(苦笑)、進んで、とまって。行き来すること、変化することで、多くのことに気がつける。

その人が生まれた意味は、その人の環境(場所、人、自分と関わるもの)の中で理解されていく。

「ご縁」が紐解いていくのだろうと。

・・・そうはいっても、夏休みの終わりは、寂しい。
そういえば、フリーカメラマンになって「休み」が無くなった私に、「日曜日」を与えてくれたのは、息子の入園だ。
保育園には、夏休みがないが、それを与えたのは、私の取材。

基準ができると、変化を理解できる。
おもしろいな。


どうでも良い話。
台風6号が去っても、じとじとウダウダの空気の中で。

b-DSC_2599.jpg(こちらの写真は、昨日午前中の海)
太陽が恋しい。凪が恋しい、ちーかー

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このページは、古谷千佳子が2011年7月21日 19:58に書いたブログ記事です。

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