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2013年6月 7日

潮騒

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明朝からの取材に向けて、
過去フォトのチェック。

あれっ?ここ、最近行ったと思ったら、
もう1年以上たってしまった。。。。

この間行ったのは「藻場シンポジウム」のパネリストとして
お呼ばれした冬の寒い時期。

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珊瑚の海から、日本の海へ。
風光明媚なこの景観が示すように、
その栄養分が海に流れ込んで、
伊勢湾の海が豊かなことを知り、
感動の連続だった頃。

断崖絶壁の下の海は、潮騒、ざわざわ。
対岸には、伊良湖岬。

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この監的哨は、三島由紀夫の小説「潮騒」の
クライマックスシーンの舞台。
きれいに整備されちゃってたのが、
かなり残念。
(木々がもさもさしてたら、カッコ良かっただろうなぁ)

しかし、昔の娘たちは(この島にかぎらず)
薪を拾いに山を登り降り。
水を汲むのも、火をおこすのも、心身を使って生きていた。

皆美しい身体だったのだろうなぁ。と思う。



漁業の世界においても、動力機械の導入により、大きな変化が起こった。

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でも、海女の素潜りにおいては、身体がリミッターのため、自然とのバランスが保たれる。
天然資源に頼るがゆえ、限られた資源を採り尽くさないようにとの約束事を決め、守る。
海は陸の影響を受けてしまうから、里海を大切にする。

そういった価値観がないと続けられない、海女さんの世界に、
大切なことが沢山ある。


太古の昔から変わらぬ「素潜り」をする時、
まるで、タイムマシーンに乗ったかのように、時空を超え、心身の真ん中で、何かを感じられる。

その「何か」を頭で理解し、表現するために、
勉強もたくさんしないとならないのだけれど、
(潮騒のメモリー、たくさんあるんですけど。言葉に置き換えられないのは、私の勉強&技術不足?!)
考えすぎると、馬鹿になるので(私の場合。w)
そんなブレ、ズレを、正中線から整えてくれるのが、海。

さて、さて、
夏の取材そろそろ開始。
(あ、沖縄では、夏めいた日々が続いてます。未だ、梅雨あけてないけど。w)

心身を整えながらの大移動で、再開!
がんばりまっす!

まずは、睡眠。w

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このページは、古谷千佳子が2013年6月 7日 23:10に書いたブログ記事です。

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